ルアーの基本

 

ルアーの基本はスプーンである。

嘗て先輩アングラー達に教えて頂いた事がある。

僕の釣り人生の中でスプーン釣りは特別なものだ。

多くの釣りを独学で試行錯誤しながらやってきた僕にとっては異例なことなのだが、このスプーンの釣りには先生が居る。ルアー釣りの基本にはキャスティングやリトリーブ、ランディングなど様々な基本操作があるけど、ルアーの演出、操作に上手・下手があるとしたらスプーンというルアーは、他のルアーに比べてそれが顕著に出るものであり、同じフィールドで同じスプーンを使っても釣れる人釣れない人という明暗が分かれる。

もし貴方が沢山釣りたいと思うのであれば、沢山釣る人のノウハウを習得する事が大切であるといえる。

僕は運良く数名のベテランアングラーからスプーンのいろはを教わる事が出来た。それが今の釣りでもベースとなり様々な魚種やフィールドで応用できたので、今回はそれを少しづつ皆様へ伝えたいと考えている。

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アングラーが入力した力をスプーンはリニアに反応するからこそスプーンの釣るための操作で大事な基本がある。スプーンは動きを止めた瞬間に無機質な金属の板と化すという事、それは止めたら生き物で無い事を魚に見破られて、最終的には食わない、見切られるという事を意味する。

カラーや銘柄は?と気にされる事も多いだろうが、金属の板に命を吹き込むのはあくまでも我々アングラーである。どんなスプーンであっても滑らかにリズムを刻む振り子の様に演出する事が大切である。

魚はスプーンのリトリーブの巻きが速すぎて回転したら食わない。巻くのを止めて沈み、着底してから動かないと食わない。

つまり、丁度良いを知る事である。ある程度追求して行く中で実はプラグの操作方法とスプーンの操作方法に大きな違いが無い事に気がつく。

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どんなスプーンやプラグでも自由に操作出来るようになったとき、自由度のあるスプーン釣りの魅力にどっぷり嵌る事になると思う。それまでは苦労とまではいかないけれど、プラグに変えたくなったり、スプーンそのものを信じて使う事が出来なくなる事もあるかもしれない。

プラグとの唯一の違いは、止めても食うか、止めたら食わないかの違いである。スプーンは止める事が出来ないものだが、「止める」事に近づける事でより沢山のヒットを得る事が出来るものでもある、止水のスローリトリーブや本流のダウンクロスでのドリフトなどがそれにあたる。

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スプーンの世界は本当に奥が深い。僕も四半世紀は使い続けているけど、未だに発見する事も沢山ある。それぞれのアングラーにそれぞれの発見を与えてくれる素晴らしいルアーであると云えるだろう。

少し残念な事に、スプーンは釣具業界として採算の合わない単価の安いルアー故なのか、店頭でのバリエーションの少なさに寂しさを覚える。北関東や東北ならそんな事も無いのだが、九州ではスプーン各種を在庫している釣具屋がほぼ存在しない。スプーンの釣りは衰退して行く運命なのかわからないけど。

この記事が誰かの為になれば幸いである。

 

関根 崇暁

関根 崇暁

投稿者プロフィール

生まれ:1970年代
メインターゲット:トラウト全般、スズキ、オヤニラミなど
メインフィールド:筑後川水系(福岡県)
-メッセージ-
埼玉県生まれ、少年時代にルアー・フライフィッシングに触れ、学生時代はブラックバス、18歳で自動車免許を取得すると、全国のフィールドで遡上トラウトを追い求めスプーンの世界に入り込む。

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