両軸への想い

 

「パパ、お魚さんとお友達になったよ。」

初夏の別府
暖かくなるとお弁当を持って、近場の沢で子供たちと釣りを愉しむ。

川面 子供

毎年竹竿で釣りをするその所作に子供たちの成長を感じる。

別府は夏は暑いから、部屋でエアコンよりもランタンを持って暑さから逃げるように、志高湖の湖畔に幕を張る。

子ども 山遊び

夏の夜は満天の星空の下、ランタンの灯りと子どもたちの寝顔をつまみに酒を飲む。

ランタン 灯り

「コォーーー」

夜の湖畔に聴こえるのはランタンの静かな息と、水鳥たちの声だけ。

ランタン キャンプ

オールドの世界でも以前は成るべく状態の良い物、デッドストックな物を好んでいたのだが最近は変わった。ランタンのタンクの凹みを”笑窪”と表現するらしいが、なかなか粋だと感じる。

そのタンクの凹み1つにしてもドラマがあり、オーナーの想いがあるのだ。そしてそれはリールも同様である。

その傷一つ一つに 想いがあるのだ。

菖蒲梅雨、志高湖周辺にある神楽女湖 見事に咲き誇る菖蒲の花。前回の投稿で私の周りにいる「遊び」を教えてくれた濃い仲間たちの話をさせて頂いた。私が両軸リールを使いだしたのも、その出会いがきっかけでもある。

釣り好きが高じて独学で鮪釣り師となった彼の、両軸リールへの想い。

釣り人 鮪

彼は幼い頃から釣りが大好きでアンバサダーにミスタードンを使い、県南の豊かな海で自作のルアーを駆使して魚釣りを愉しんでいた。

「アブ使いなよ。楽しいから。壊れないし、今みたいに高価な油なんかなかったから、ミシン油さして使ってたよ。アブで投げたらね、ルアーがゆっくり飛んで行くのがなんか愉しくてね。」

アンバサダー 思い出

目をキラキラさせながら私に話かける。
勇ましく誰にも媚びる事のない穏やかなあの眼差しは、私には強烈過ぎた。

私と両軸リールとは そんな縁で繋がった。

「最近どうかい? 痛快だなあ!」
彼は現在釣りが出来ない身体になってしまった。

素人だった私の釣行を、目をキラキラさせながら聴く姿は、幼い頃の自分とすり合わせているような気がしてならない。

ヤマメ 沢

近所の沢で季節の移ろいを感じながら、美しい鱒を釣るのも愉しい。

ヤマメ ベイトタックル

大分 海 釣眩し過ぎるほどの陽射しと、潮風の心地よい別府の海で仲間と共に魚と出会う事も実に愉しい

大分 キビナゴ

波止に接岸した幻想的なキビナゴの群れ。

シーバス ベイトタックル

美しいキビナゴの群れに着く鱸。

スプーン トラウトもうすぐ雪溶け。
解禁はどんなスプーンを投げようか。

トラウト アングラー葦が茂る前にポイントの開拓を・・・。
そんな事を考えながら、私は今夜も愉しみながら準備を進めている。

初夏の沢。木漏れ日の眩しさが、待ち遠しい。

 

モゲノ智則

モゲノ智則

投稿者プロフィール

生まれ:1978年
メインターゲット:トラウト シーバス 雷魚
メインフィールド:渓流 大小河川
-メッセージ-
何をするにもSteve McQueenならこうするであろうと妄想しながらアウトドアを愉しむスタイルです。別府市在住。

この著者の最新の記事

関連記事

ピックアップ記事

  1. ”ゴオゥ・・・ゴオゥ・・・” 不規則に、でも何かの意図があるかのように稜線に吹き上がってくる素…
  2. 「おい。今度サトーセージ氏が宮崎来るんだけど、一緒に呑み行くか?」 そう声を掛けられたのは2月…
  3. ヤマメ 原種 調査
    https://www.youtube.com/watch?v=yxnsl4E8ea4 ”Je…
  4. ジョー ヘンダーソン
    https://www.youtube.com/watch?v=xwRbcb4ADjY もうずいぶ…
  5. トラウトタックル
    強い思い出というものは、心の中で熟成されるまでは言葉に表さない方がよい。 何回も何回も…
  6. 椎葉ダム ヤマメ テッペンスプーン
    「おめでとう!よくやったね!!」 満面の笑みでそう声をかけられ、僕は松本さんと固く握手を交わした。…
  7. ニジマス ベイトタックル ルアー
    詳しくはないが 釣りもキャンプもオールドの世界観が好きで、現代の機種と性能こそ劣るけれど、構…
  8. 御池 ニジマス スプーン トラウト
    最近、NHKを見ていたら興味深い番組があった。 自分は全く知らなかったのだが、…
  9. KAID ヒップバック
    毎年、正月を過ぎるとしばらくの間、仕事が多忙になってあまり釣りに行けなく…
  10. 御池 ニジマス スプーン
    あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 ちょっと長いで…
ページ上部へ戻る