宿題のアンサー

 

渓流 アングラー

宿題と聞いたら、どんな感情が顔を出すだろうか。
学校の勉強が嫌いだった私と同じように、あまりよいイメージはないかもしれない。

サトウオリジナル アンサースプーン

まだ寒い1月か、2月か。嬉しくも若干緊張してしまうような宿題を受けてしまった。

サクラマスで有名なサトウオリジナル、アンサースプーンには意外かもしれないがエリアや渓流で使える1.5g、2.5g、3gの軽量なラインナップがある。オーナーである佐藤さんには、このTailSwingを立ち上げた時にお声かけさせてもらって以来、なにかとお世話になっていた。

宿題の詳細は割愛するが、そんな方から、渓流での使用感を尋ねられたのだ。回答の期限はない。

私が?
特に何もない、別に釣りが上手いわけでも、大物や数を得られるわけでもない。
おまけに週末アングラー、行かない日もある・・・正確には行きたくても行けない大人の事情なのだが。

まぁ、どう考えてもそんな資格も責任を負えるほどの実力もないのだから、愉しませてもらおう。そんな開き直りで気負いを背中からおろそうとしたが、うまくもいかない。

渓流 山女魚

山女魚 アンサースプーン

それからは、渓流やエリアでアンサースプーンを使わない釣行はなかった。

あれやこれやと考えて使う。あらためて深く、一つのスプーンに関わることは昔、ルアーをロクに買えなくて、でもブラックバスに憧れて通い詰めていた中学生時代。妙に爽やかだけれど熱かった香りが教室でゆらめくカーテンの隙間から覗いてきて、鼻から脳に抜けていく少しの間、あの頃の自分に戻してくれたように思う。

手腕ならぬ釣腕は差し置いて、軽量アンサー3つの使用感を書かせてもらうと以下になる。

渓流

虹鱒 アンサースプーン

-1.5g-
小さなスナップもしくは直結が良い。

水を掴むまでの癖があるので、流れが読めない場所ではトレースラインとアクションが決められなかったが、逆に把握していれば強い。メインはただ巻きとドリフト。ロッドアクションは加えないほうが結果に繋がった。

スプーンのサイズはどのg数でも変わらないため、わずかな水の変化に反応してヒラヒラと舞ってくれる。リアクションのような早い誘いが難しいため、管理釣り場のイメージで動かすと虹鱒がよく反応してくれた。

渓流

山女魚 アンサースプーン

-2.5g-
この3つの中では、キャスト含めアクションもバランスが絶妙。アップクロスでも流れを掴み、確実なアクションを見せてくれる。最もロッドに振動が伝わる1枚。

これだけで1日通せる秀逸なスプーンで、ただ巻きからドリフト、トゥイッチまで思いのままに操れる。そのために魚種も問わない釣果に恵まれた。

渓流 ベイト カルカッタ

山女魚 アンサースプーン

-3g-
2.5gで落としきれない流れに入れるため使用。たった0.5gだが、その違いは大きい。やや早めのリトリーブでないとアクションが安定しない。淵や深めのプールではデッドスローやボトム、中層から跳ね上げ&フリーフォールで山女魚、虹鱒を反応させた。

アップクロスではロッドワークを追加し、トゥイッチで山女魚を狙いやすいため、ミノーの扱いに慣れた人ならその感覚のままに使用するだけでスプーンが釣れることを感じてもらえるはず。

スナップ スプーン アンサー

糸ヨレが少しでも解消されればと思って何気なく使っていた回転式スナップも、あらためて重要であった。

小型のスプーンだから、小型スナップということはない。大小にかかわらずアップクロスからのトゥイッチは水を掴むスピードが必要で早い巻き上げとなるため、付けておくと浮き上がりがかなり抑えられ、華麗にきらめいてくれる。左右への移動が減ってしまうが飛び上がるよりはずっといい。

虹鱒 アンサースプーン

多用しているのはライトジギング用に買っておいたスナップ。重さも十分あり、私が使うベイトタックルはフィネス用ではない上にチューンもしていないズボラさのため、キャスティングが楽なのも個人的にはありがたい。

渓流 ベイト アンサー

同じg数のアンサースプーンでも微妙にその曲がりが違うのか、はたまた塗装やその剥がれ具合なのか、個体差を感じる時もあった。

微細な違いを感じさせてくれるのも1つのスプーンに集中させてくれた佐藤さんのおかげだ。財布と時間に優しくはないが、今後は同一スプーンでも最低3つは購入して使わなければわからないものだと実感させてもらった。

渓流 山女魚 アンサースプーン

数多あるルアー、数多あるスプーン。シンプルな形状ながら一生かかっても知り抜き、使い飽きることもないだろう。

真摯に、誠意を持って使い込んでいきたい。

渓流 山女魚 アンサースプーン

 

佐藤さん。私の回答は渓流ならば2.5gと3gです。

格別の時間をありがとうございました。

SATO ORIGINAL:http://www.sato-org.net/

 

 

藤井政幸

藤井政幸TailSwing運営代表

投稿者プロフィール

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