月の栞
- 2019/11/24
- 釣行
渓流が禁漁となり周りでも嘆いている人がいる
トラウト禁漁期間はフライキャスティング練習と近所の志高湖で焚火と海フライと決めていた
海フライは今年の秋は少し早目に動くことにした
昨年は吹雪の中も昼夜問わず狙ったがシーズン通してノーバイト惨敗
ルアーの友達は気持ち良いくらい尺鯵メバルを仕留めていく
昨年同様にいつもここの美しい波止に着くと
眩しいくらいの月の道が出迎えてくれた
まだ夜が明ける前の波止で
凪の海に静かにフライをキャストする
遠くから夜が開けるぞと海鳥の声が聴こえてきた
もうすぐだ 焦りはしない
昨年から始めたフライフィッシングそして海フライ
フライショップゲンゴロウの親父さんから「必ず釣れる釣りだから諦めないで
食いがハマったら楽しいよ」と言われて教えてもらった 来い来いリトリーブ釣方
夜明け前の静かな波止でフライを水面に落とし 20カウントそしてリトリーブ開始
後ろにいたイカ釣りのおじさんが俺のキャストを見ながら「兄ちゃんあんたなんしよんのね?面白いことしよんの!」
二人で笑いながら夜明けを待つ
港の裏山の松の木から鳶が空に回りだした
少しずつ外灯以外漆黒の波止が薄らいでゆく
停泊した舟が軋む音し聴こえてこない
頭の中でフライを沈めるカウントに集中をした
来い来いリトリーブ開始15カウント すぐにコココッ!
手元にくる振動が伝わった!足元の波止を走り回るラインに苦戦しながらも糸を手繰り寄せキャッチ
恥ずかしながらこの一連の光景は興奮であまり覚えていない
俺の足元に念願の鯵が跳ねていた
たかが鯵釣りかもしれないが
地元でフライで釣れる場所を地図を睨みながら試行錯誤して 導いた2年越しの嬉しい1尾
たかがゼンゴ1尾に小躍りした
帰りに波止から海を眺めて至福の一服
此方フライフィッシングを通して地元の自然を堪能しております
また想いを綴ろうとおもう