Black ripples

子どもが風邪を拗らせてしまい
てんてこ舞いの日々を送っています
今夜は良い曲に出会えたので調子にのって筆をとりました
最近は寒い日もありますが、いつものように子守の隙をついて地元の海川で毛鉤釣りを愉しむ日々が続いています

今年の冬は暖冬だから、冬の湖畔にキャンプ は一休みして
釣りにいける機会に集中することにしました

先日の投稿でもありましたが毛鉤で海の魚が釣れてくれたという事は体験できたし、今でもあの感動は忘れません

私の悪い癖でいつも向き合うべきものより
好みの物で心を固めようとする愚かな傾向は相変わらずにいます
まだ今後はそれも変わらないと思います

晩秋から近所のドブ川でオイカワが釣れてくれます
正確にいうと真冬以外は害虫や蝮が多く決して気軽にこの川原に踏み込もうと思わない、ということになります

一度夏に長靴を履いてこの川原に行こうと欄干の階段を下りようとした時に
近所のおばさんから「ここは蝮の巣よ!危ないからやめなさい!」と注意され恥ずかしい思いをした事があります

オイカワのフライフィッシングをされている方々のお話や投稿を観たときに
綺麗な里川の風景と宝石のようなオイカワの光景が目に映ります
皆さんのような立派なミッジと呼べる毛鉤はまだ巻く事はできませんが
先輩から教えて頂いた毛鉤を自分なりにアレンジしてタイイングを愉しんでます

私が狙おうとしているオイカワは
いわゆる南国の下水配管に通じるドブ川のハエ

決して綺麗な場所ではありません
だから川原に下りてもまだ不快はない真冬に狙う事に繋がります

フライフィッシングを始る前からドライフライ絶対主義という拘りのある方々の事は何となく知っていました
同じフライフィッシングなのに何故に水面のみに拘るのか?私にはよくわかりませんでした
ある程度の経験と腕があるからプライドも重なってドライフライに拘りを持つという事なのか?とか色々考えました

昨年にドライフライでエノハが釣れてくれて一つ言えることは
視覚と合わせのタイミングの両面から愉しめると感じた事です
色々自分なりに過程を練り、出た答えに「してやった」感が味わえた事です

今後私も毛鉤釣り(まだフライフィッシングと呼べるレベルではない)をやり進める上で
ドライフライ主義になる可能性もあります
ただフライフィッシングはドライフライもありルースニングもアウトリガーもウェットフライも海川のストリーマーの釣りもあるわけで
一通り自分なりに体験して、どういう釣りをしていきたいか決めようと思いました

後輩から「モゲさんなんでフライを始めたんですか?1から大変でしょ?」とよく言われます
正直周りにフライフィッシングをやっている人がいないので大変といえば大変です
色々なご縁が重なりフライフィッシングを始めたという事もありますが、
私の考える老後の愉しみとしてフライフィッシングをやりたい、だから今始めた
が答えだと思っています

私は釣りは好きですが釣り歴も浅く詳しくもない、しかも元来器用ではないので、それを見越して老後に身近な環境でフライフィッシングを愉しめるように情報のアンテナを張り、キャスティングやタイイング練習 、自然観察を出来るようになる眼を磨いていきたいと思っています
そんな格好良い事を言っていますが本当に習得することが出来るとは正直思っていません

以前、故郷竹田の釣具屋の店主さんから聴いた話では
昔は地元でもフライフィッシングをされている人がいて、週末になると川にフライマンが並んで竿を振っていた光景があったそうです

まだ私は身近にフライフィッシングをされている人に数回しか会った事がなく
このままフライフィッシングをされる方が居なくなるのではないだろうか?と錯覚に陥った事もありました

地元の知り合いも今冬に地元別府の海で
独学で勉強してフライフィッシングを始め愉しんでいます
その楽しそうな姿をSNS越しに拝見して
私は本当に嬉しく感じました

フライフィッシングを始めてよかった事は
私の浅はかなルアー釣りでは味わえなかった事が味わえるようになった事です
先日感動する風景と遭遇する事がありました
ルアー釣りではエノハを狙っていた時に
時折ライズには遭遇することはありました

通っているドブ川オイカワを狙っている時に
夕暮れで大きめのブヨが舞い始めていた時間
その大き目のブヨが今飛び立とうと
水面に墨汁を垂らすように転々と飛び立ちました

その瞬間に下からオイカワの波紋
ライズを躱したブヨはよろめきながら墨汁を水面に垂らし上昇した時
ブヨが舞うリズムに合わせてオイカワがライズする
私にはまるでブヨとオイカワが息を合わせ踊っているように観えました

最後の離陸の際、ライズを躱しに躱したブヨが空中に舞うその瞬間
オイカワも水面を大きく飛び出しブヨを捉えようとジャンプする光景

ほんの数秒の事ですが、ここは近所のドブ川とは思えないくらいに美しく力強い光景に気を取られ
川原にひとり竹竿を持ったまま呆然と立ち尽くす自分に笑いがこみ上げてきました

私にはその大き目のブヨが何という名の虫なのかもわかりませんが、ただ言える事は
釣果に囚われず釣り場の何かを感じようと
周りの環境に気を配りだしてきている自分を感じます

春になったらまた害虫や蝮が目を覚ますのでこのドブ川とも当面お別れです

そしたら渓流釣りですか
春からの渓流のために毛鉤を巻かなければなりません
まだ当面私の答えがでるまでは
水面も水の中も愉しみたいと思っています

また想いを綴りたいと思います

モゲノ智則

モゲノ智則

投稿者プロフィール

生まれ:1978年
メインターゲット:トラウト シーバス 雷魚
メインフィールド:渓流 大小河川
-メッセージ-
何をするにもSteve McQueenならこうするであろうと妄想しながらアウトドアを愉しむスタイルです。別府市在住。

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