東洋式疑似餌釣研究所(2008~2010傑作選)

どこでその話をしたのだか、記憶は既に曖昧かつ朧気になっている。
それも当然だろうと思うほど、釣りに行く以外にもメッセージや電話など有象無象のけじめもなく語り合った。

東洋式疑似餌釣研究所<http://4551433.blog37.fc2.com/

知っている人も多いことだろう、およそマニアックな疑似餌釣りの検索ワードを入れたなら引っかかってくるブログである。

ミッチェル、カーディナル、スプーン、ミノー、スピナー、シーバス、ブラックバス、外来魚、フライ、オールド、・・・。緻密に描かれるタックルと味わい深い思い出、考えさせられる彼の物語の根底に流れる仲間と魚、出会いと別れ、葛藤と結実。

渓流 雨 増水

話を持ち掛けた時の、戸惑いと前向きが絡まった目と声のトーンは覚えている。ぼんやりとした霞が形をつくり、目の前に具現化されて触れそうになった刹那に覚える微かな不安、振り払い追いかけてくる好奇心がこう発言させる。

「やりましょう」

訪れた逡巡はこれまで出会った人達への配慮というそろばんを弾く音色を奏でている。気遣いの人なのだ、しかし、私もまたそこで折れるわけにはいかない。

綴られたものをどう解釈してもいいし、それは読み手がすべてである。どうであれ私はこの文章を多くの人に感じてもらいたい、結果はどうでもいい、そのほうがきっと面白い未来に繋がる・・・と信じている。勘違いかもしれない、ただの独りよがりの我儘とも言えるのだが、機会を得たのだ、打席に立つことができるなら、ここぞとバットを振る人間でありたい。

本流 山女魚 アングラー

彼の思い出に登場する釣り場、ぽつぽつと一緒に歩いていく。感じたこと、聴いたことが夢想に解け合いまた読み上げる文字の香りを豊かに、濃くする。

ミッチェル308 カルカッタ パラゴンG

そうして想いや願い、少しのいたずら心で編み込んだ”ざる”でふるいにかけた一編、また一編とまとめ上げたものが出来上がった。

稚拙な編集は電子の力でその後に修正させていただくため、読まれたらご指摘いただければ嬉しい。

銀山湖 トラウト 釣り

釣りに行けない釣師の時間に、答のない思考の沼を時に苦々しく、時にニヤリと愉しまれたし。

 

藤井政幸

藤井政幸TailSwing運営代表

投稿者プロフィール

渓流~海までどこでもスプーンを投げる。
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